日本の飲食店では席に付くなり、おしぼりとお水が出てきます。当たり前のようになっていますが、おしぼりもお水もお店側からすると経費が掛かっています。
いわゆるお客様へのおもてなし、お店の方のお心遣いですよね。
ですので、持って来てくださったときには「ありがとう」の一言をぜひお伝えくださいね。
持ってきてくれたことに気付いていない方もいますし、店員さんが忙しくてうっかり出し忘れてしまったときは怒りの言葉を投げかけている人も時々お見掛けします。なんと嘆かわしいことでしょう。
「お客様は神様」という言葉もありましたが、この言葉の意味は、「お客様だから何をしてもよい、威張ってもよい」ということではないのです。むしろそのような姿は神様でも何者でもなく、お店にとっても迷惑で、周りの方からは品がないとみなされます。
日本はとても恵まれた環境ですので、ありがたさに気付けないことも増えているのではないでしょうか。
私が以前教えていた留学生たちは、日本のサービスや対応の良さに感動し、日本のサービス業界で働きたいと熱望していました。
「サービスを提供する側だけでなく、サービスを受ける側も素晴らしい」と感動されるような日本でありたいですね。