美しい立ち居振る舞いの基本「姿勢」
立ち居振る舞いの基本となるのが、「正しい姿勢」。背筋がスッと伸びた姿勢は、それだけで凛としていて気品を漂わせます。
それでは、どのような姿勢が良いのでしょうか。下のイラストで確認していきましょう。
正しい姿勢は左側のイラストです。耳と肩が一直線上にあること。そして壁に背を向けて立ったとき、頭・肩甲骨・お尻・ふくらはぎ・かかとの5点が壁につくこと。バレリーナのような頭の頂点から糸でスッと吊られているイメージです。
真ん中のイラストは、首が前に倒れ猫背気味です。とても疲れているように見えます。実は現在はこのタイプの方を多くお見受けします。見た目の印象が悪いだけでなく、肩こりなどの症状も引き起こす可能性があります。
最後に右側のイラストは、首は前に倒れてはいないものの、腰がかなり沿っており、お尻を突き出したような姿勢になっています。こちらの姿勢も腰痛などを引き起こす可能性がりあります。また大げさに胸を張っているように見える場合もありますので、偉そうな印象を与えることもあります。
さぁ、あなたはどの姿勢が一番近いでしょうか。
この基本姿勢により、動作や振る舞いも大きく印象が変わってきます。美しい立ち居振る舞いを目指すなら、まずは姿勢から正しましょう。
しかしこの正しい姿勢、なかなかの至難。体幹を意識し、身体を全体的に上に引き上げるイメージでキープしなければ、身体はすぐに楽ちんな方へ(猫背や反り腰)流されます。無理はせず、まずはハッと気付いたときから意識をすることで、少しずつ体幹も鍛えられてきます。「美は一日にして成らず」です。ぜひ楽しく習慣づけていきましょう♡