家に上がるときは、脱いだ靴(履物)を揃えるのがマナーです。ではどのような揃え方をするのが良いのでしょう。
爪先が玄関、かかとが室内を向いている状態(出船)が古くからあるしきたりで、茶道の影響を受けており、今では靴を脱ぐときの作法として用いられています。
しかしここで気を付けたいのが玄関の上がり方。かかとを室内に向けて揃えるため玄関の方を向いたままあがろうとすることは避けましょう。揃える手間が省けて効率的ですが、家の方にお尻を向けて靴を脱ぐことになり不作法です。
まずは正面を向いたまま靴を脱いで玄関に上がり、家の方にお尻を向けないよう身体の向きを変えてしゃがみ、靴を180度向きを変え、玄関の隅に揃えて置きましょう。
隅に置くのは、後から入ってくる方の邪魔にならないようにという配慮です。
このようなマナーは出先だけでするのではなく、普段から習慣づけることが大切です。ぜひ今日から実践してみましょう。