テーブルマナー講習でも最初にお話するのですが、特に西洋料理では食事中の会話を楽しむことが大切です。食事に夢中になり、常にお皿とにらめっこ状態ではご一緒している方に失礼ですよね。
よく「口に物が入っているときに話し掛けられたらどうしたら良いですか?」というような質問をいただきます。口の中に物が入った状態で話すことは良くありませんので、もちろん飲み込んでからお話してください。
また「咀嚼している間、相手を待たせてしまい会話が途切れるのですが、どうしたら良いですか?」という質問もよくいただきますが、もしご自身で「いつも待たせてしまっている」と感じているのでしたら、一口サイズの量を調整してみましょう。もしかすると、一口のサイズが大きいのかもしれません。
一口サイズの量を調整することで咀嚼時間が短くなり、お待たせすることも会話が途切れることもないでしょう。
一口サイズの大きさは女性でしたら2~3cmくらいがおススメです。ちなみに私は軽度の顎関節症で口が大きく開きませんので2~2.5cmくらいを意識しています。
口に運ぶ前にこぼしたり、口の周りがよく汚れるという方も、一口のサイズが大きい可能性がありますね。
女性が大口を開けて食べる姿は美しいとは言い難いですので、会話を楽しみながら上品にいただくには一口のサイズは需要です。
ですが一口のサイズをあまりにも小さくしてしまうと、お料理の盛り付けが崩れお箸やフォークで口に運ぶことが難しくなることがありますし、口に運ぶ回数が増えすぎると落ち着きがなくかえって品格を落とすことになりますのでご注意くださいね。
また食事中に話し掛ける側も、相手の話し掛けても良いタイミングを見計らう配慮も必要ですよね。
お互いが楽しく有意義な時間を過ごせるように。そのために食べ方ばかりに気を奪われないようにテーブルマナーを習得することはとても大切なことなのだと思います^^
今日から一口のサイズ、意識しましょう♡