いきなりですが、「箸先5分、長くて1寸」という言葉をご存じですか?
ちなみに1寸は約3cm、5分はその半分の1.5cmです。
この言葉の意味は、「箸先を汚していいのは、長くても3センチまで」ということです。
普段お使いのお箸はいかがですか?汚れは3cm以内でしょうか。
箸汚しを3cm以内にとどめるのはなかなか難しいと思います^^;私も自分のお箸を計ってみたことがあります。3cm少し超えていました。
3cm以内にするためにはお箸を正しく持ち、箸先をきちんと合わせて正しく使う必要があります。和食の作法は神道との関わりが強いので、礼儀作法や美意識を要求されるわけですね。
神道との関わり⁈なんて考えていると堅苦しく感じると思いますが、箸先の汚れを最小限にすることは、食事中に箸置きにお箸を休めるとき、自分自身も恥ずかしい思いをしなくてすみます。
箸先があまりにも汚れていたら、美しい箸置きに置くことが気が引けます。またあまりにも箸先が汚れていたら、共に食事をしている方の気分を害する可能性もあります。
食事はビジネスでもプライベートでも、相手との関係をより良くするために共にすることがありますよね。その時の相手のお箸使いや食べ方が不快なものだったらどうでしょうか。これからもお付き合いをしたいと思うでしょうか。お見合いのお断りの理由に「相手の食べ方が汚い」がいつも上位ランクインするのも納得です。
美しい箸使いは、お互いの信頼関係にもつながる大切なことなのです^^
箸先をきちんと合わせて一口サイズの食材をつまむようにしてくださいね。
先日、京都で代々続くお店に予約をしようと思いホームページを見ていました。でも、予約をすることをやめました。理由は、ホームページの写真に写っている方のお茶碗とお箸の持ち方がおかしかったからです。友人もその写真を見て、「お料理の味は分からないけど、このお店はやめよう」と言いました。
観光地から近く散策途中に立ち寄るにはとても良い場所でしたので残念なのですが、こちらのお店の写真に偶然辿り着いたことは神様のお告げで、私にも身を引き締めるようにとおっしゃっているのだと思うようにしました^^
毎日のことだからついついないがしろになりがちですが、毎日のことだからこそ練習・実践する機会がたくさんあり、それをするかしないかで大きな差がうまれるということですよね。つまり食事の仕方は普段の素の自分が現れやすいということですね。
食事中のお箸の扱い方にはたくさんのタブーもあり、こちらのブログではすべてをご紹介しきれませんが、美しいお箸の上げ下げの動画をプレゼントしておりますので、よかったらお受け取りください♡
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