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指摘をされなくなった時代だからこそ…

8月最後の日となりました。本当に早いですね。この夏はお休みを利用して遠方からもレッスンを受けに来てくださる方もいらっしゃり、この仕事を通じて全国の方とお会いできることに改めて感動し感謝しております^^

私がこの仕事をはじめた10年ほど前は、ご受講の動機に「職場の上司に(歩き方や食べ方を)指摘をされたから」を挙げる方が結構いました。しかし年々このような動機の方は減ってきましたね、企業側がコンプライアンスを意識してでしょうか。上司や先輩も気になることがあってもなかなか注意ができない時代です。

では、上司や先輩に指摘をされなくなったから「良く」なったかというとそうでもありません。むしろ、「きちんとできる方」と「そうでない方」の二極化がより際立つようになったように思います。

マナーや丁寧な振る舞いはできていなくても指摘されることもなく困らずに生活はできますが、やはりできる方が人生は明るく楽しいものになります。(実際にレッスンを受けてくださった方からもそのようなご報告をいただいております。)

なぜなら周りの方の対応が変わるのです。親切にしてもらえたり、丁寧にしてもらえたり、自分が大事にされていることが実感できるようになるのです。信頼も厚くなります。そうすると、出掛けることが楽しくなり、そこで新しい方との出会いがあり、毎日がどんどん好転していくのです。

特に食事につきましては毎日のことですし、初対面の方と共にすることもありますし、意外と他人から見られていることが多いので美しく食べられるようにしておくことに越したことはありません。コロナの制限もなくなり、結婚式やパーティー、食事会も増えてきましたからね。

レッスンでは西洋料理も日本料理もフルコースでいただきますが、「フランス料理や会席料理なんて食べることがないからレッスンなんて必要ないかな」なんていう声もよく耳にします。しかしレッスンは非日常のためだけに練習するのではなく日常の振る舞いを底上げするためだと考えてみてはいかがでしょう。フルコースでいただくことで普段食べるあらゆるお料理に対応できるようになります。(すべてがカバーできるわけではありませんが、美しくいただくヒントがたくさんあります)非日常のシーンできちんと振る舞うためには、日常シーンでしっかり練習し習得しておくことが必要なのですよ。

周りから指摘を受けることがほぼなくなりつつある時代だからこそ、ご自身で自分を見つめ振り返ることが必要になってきています。「いくつになっても素敵」を共に目指しましょう^^

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