あらゆるところで「先生」と呼んでいただいている私ですが、今でも「生徒」になる時間がたくさんあります。
私はとにかく習い事が大好き。お休みの日は茶道・組紐教室・洋裁・フラワーアレンジメントなどのお稽古に出掛けます。どのお教室もすばらしい先生とご縁をいただき、直接ご指導いただけることに感謝しています。そしてすばらしい先生のもとには素敵な生徒さんがたくさんいらっしゃり、お稽古を通じてその方たちともご縁を紡げることが本当に嬉しく一生ものの価値だと思っております。
どのお稽古も毎回楽しく通わせていただいているのですが、茶道のお教室には細かな決まり事があり毎回緊張感を伴います。
●基本的にスカート、白ソックスを着用 ●長い髪はまとめること ●お月謝は新札を用意すること など。
今の時代、少し面倒だなと感じる方も多いかもしれませんね。しかしこの定期的にやってくる緊張感が日常生活をきちんと整えてくれているのです。
新札は事前に用意しないと手に入りません。なので前もって平日の日中に銀行に行ける日を計画しておきます。白いソックスも汚れやほころびがないか必ずチェックします。そして、毎回頭を悩ませるのが「お茶杓のご銘」なのですが、季節に合ったものをいくつか候補に選び、そしてお稽古当日のお天気や気候に合わせて発表するものを決めています。お稽古の時間以外もお稽古です。
また先生がお決めになったことをきちんと守ることで私たち生徒同士の間でも規律が守られ、心地よくお稽古をすることができているのだと感じるのです。
世の中はどちらかというと自由にそして個人を大切にという風潮ですが、もちろんそれも良いことではありますが、人間は一人では生きていけませんので、やはり集団ではみんなが気持ちよく時間や空間を共有できるように決まり事を作り、それに習って行動する方が良いのではと思います。マナーにも通じますよね。
各お稽古はグループレッスンですので、先生がいて、先輩や私より後に入会された方がいて、その中で自分はどのように振舞うべきか、いつも頭をフル回転させて考えます。技術の習得はもちろんなのですが、それ以外の大切なことも同時に学ばせていただいています^^
これらはどんなに本を読んでも、自分で経験しないと得られないものであるとつくづく思います。
そしてその経験は、レッスンでマナーをお伝えするときにも大いに役立てることができていると思います。(まだまだ未熟ではありますが)
ですので、レッスン以外の事でも、「こんな時はどうしたらいいの?」ということはお気軽にお尋ねくださいね^^
私の経験からお応えできることは精一杯お伝えしたいと思います。
今回は少し固いお話になりましたが、私が最近感じたことを書きました。
少しでもお役に立てていただけることがありましたら嬉しく存じます。
本日も素敵な一日となりますように。
最後までお読みくださりありがとうございました。